開館挨拶

ども、NEKOYOKUだす。これまでショックを受けたレコードやCDを紹介するコーナー。古今東西の音楽を紹介、是非みんなにもショックを受けてもらいたいと思ってる。尚、この記事の内容はすべて個人の感想と思い出によるところが多い。資料的価値はないのでそこは気を付けてくれたまえ。
今日は恐れ多くもThe Beach Boysの名作「ペット・サウンズ」を紹介するぞ。
本日のエントリー
アルバムタイトル:Pet Sounds
アーティスト:The Beach Boys
ジャンル:ロック
作品概要
1966年発表。ザ・ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンがその才能を遺憾なく発揮した最高傑作であり、ロックの名盤の一つである。ブライアン・ウィルソンは当時引きこもり気味となっており、ツアーに同行せずに、本作制作をスタジオミュージシャンとすすめた。アルバムには変わった音も多数含まわており、このテープを聞いたメンバーから、「こんなのは動物しか聞かない」などといわれたことから「ペット・サウンズ」と付けられたそうだ。
感想
美しいメロディーと心が洗われるようなコーラスワークに非常に内省的な歌詞が絡み合って、アルバム後半に向けてとても妖しい雰囲気になってゆく。自我へのディープダイブといってもいい。「美しすぎてコワい」というのがぴったりくる体験だ。実は全曲をつないでみるとあるストーリーが浮き上がってくるのだが、あまりに悲劇的且つわたしの厨二病ポイントすぎるのでここでは割愛する。
トラウマポイント
もう全部がトラウマ級に素晴らしいが敢えていうとこうなるか。
Disc 1
M-1 Wouldn’t It Be Nice
邦題は「素敵じゃないか」。オープニングナンバーとして快調に始まるが、ミドルパートでテンポチェンジ・転調しスリリングな展開を見せる。まだ天真爛漫な感じであるが、どんどん深みに入ってゆくことになる。
M-2 You Still Believe in Me
“I wanna cry~”部分が絶品、鳥肌たつ。確かポールマッカトニーもそういってた。
M-3 That’s Not Me
男らしさや自立をテーマにした曲(だと思う)。少年から大人になる通過儀礼的な雰囲気。マッチョさを求められるがそれは僕じゃない。
M-4 Don’t Talk (Put Your Head on My Shoulder)
シリアスな恋愛感情を表現したセンチメンタルな曲。但し、ハッピーエンドに向かっている感じは1ミリもない。
M-6 Let’s Go Away for Awhile
インストゥルメンタル曲。変わった曲だが、中毒性が高い。大好き。
M-8 God Only Knows
文字通りの神曲。イントロの神々しさとミドルコーラスパートの天にも昇る美しさ。完璧だ。凄すぎる。
M-11 I Just Wasn’t Made for These Times
邦題は「駄目な僕」(笑)。酷いな。このアルバムのクライマックスだと思う。サビの”Sometimes~”のところのサウンドプロダクションが分厚い。ここからアルバムは不穏な展開をしてゆく。
M-13 Caroline, No
自分を捨て去っていった恋人を想うアルバムの最後を飾る名曲である。”(You) Broke my heart~”の部分からのメロディー展開がヤバい。そしてこの曲の最後であなたは驚愕するだろう・・・。
トラウマ度:★★★★★

一度聴いただけではなにも分からない。訓練だと思ってすくなくても10回は聴いて欲しい。中毒性の高い極上のブツ。
ではまた。
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