
ども、NEKOYOKUです。これまでショックを受けたレコードやCDを紹介するコーナー。古今東西の音楽を紹介、是非みんなにもショックを受けてもらいたいと思ってる。尚、この記事の内容はすべて個人の感想と思い出によるところが多い。資料的価値はないのでそこは気を付けてくれたまえ。
今日はBob Dylanの1960年代の名作「Highway 61 Revisited(邦題:追憶のハイウェイ61)」を紹介する。
本日のエントリー
アルバムタイトル:Highway 61 Revisited (追憶のハイウェイ61)
アーティスト;Bob Dylan
ジャンル;ロック・フォークロック
発表:1965年
作品概要
61号線とは
アメリカの国道61号線は、ニューオリンズからミネソタまで続く(当時)道で、この道は多くの伝説がある。特に有名なのが、ブルースの神様ロバート・ジョンソンが、ギターのテクニックと引き換えに悪魔に魂を売り渡した十字路のクロスロード伝説である。
このアルバムのタイトル曲では「何でもかんでも61号線に持っていけ」「(次の世界大戦を始めるにはここで)伝道者を明るみに連れ出せ」などと象徴的なイメージで歌われている。
バビロン再訪
現在は”Highway 61 Revisited”である。多分、フィッツジェラルドの小説「バビロン再訪(Babylon Revisited)」をレスペクトしているかと思う。なんとも語感の良いタイトルである。
ジャケット写真
こちらを鋭く睨みつけるディランである。派手なシャツにぐちゃぐちゃな髪形であるが、恐ろしいほどカッコよい(よね?)。当時は相当傲慢だったらしいが、これほどの才能があるのであれば仕方ないだろう。
トラウマポイント
M-1. Like a Rolling Stone
ディランの代表曲である。この曲でアルバムはスタートする。いきなり6分、間奏は殆どない。ディランの詩としては、あまりイメージのほとばしりではなく、古い世代の糾弾といったところであり、”Like a rolling stone”の締めで胸がすくようなカタルシスがある。透明感のある演奏も素晴らしいとしかいいようがない。
M-2. Tombstone Blues
投げやり感のある歌いまわしがカッコよい。韻の踏み方も分かりやすく独特かと思う。
M-6. Queen Jane Approximately
このアルバムのなかではポップな名曲。いうまでもないが詩が素晴らしい。なぜかこの曲と吉田拓郎の「春だったね」(こちらも名曲)がダブる筆者である。
M-9. Desolation Row
クライマックスである。必ず訳詞と一緒に11分間のトリップを楽しんでほしい。いつまでも聴いていたくなる。世界感はサイバーパンクSFの元祖ではないかといつも思ってしまう。
トラウマ度:★★★★★

聴き過ぎると自分が選ばれた人間のような気がしてくるヤバいブツ。
高校生までには聴いてほしい。
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